DVDプレーヤの改造
ここではボクの所持しているPioneer DV-414を例に紹介します。
Pioneer DV-414とは主に輸出用に作られたリージョン1のDVDプレーヤです。いわゆる逆輸入で日本に帰ってきました(笑)。
このDVDプレーヤを改造してリージョンフリー・マクロビジョンフリーのいわゆるフリフリプレーヤに変身させることによりワールドワイドなプレーヤになるのです。(PALに対応していないのでワールドワイドというと語弊があるかもしれませんが・・・。)
マクロビジョンって何って言う人はこちらを参照。
このDVDプレーヤの改造はMODを手に入れchipを付け替える、もしくはファームウェアを書き換えることにより実現します。
○レイステーションなんかもMODを付け替えることによりCD-Rにバックアップしたソフトが動くようになるとかならないとか・・・・。
MODやファームウェアはここやここで手に入れることが可能です。(2003年12月現在)
MODの付け替えには、かなりの半田ごての腕が必要です。ピッチが狭いフラットICの取り外し、取り付け作業なのでイモ半田では話になりません。半田吸い取り線や温度調節器もそろえましょう。ファームウェア書き換えの方がリスクは小さいかと思います。どちらにしても自己責任です。
もちろん、改造済みのDVDプレーヤも数多く出回っています。てゆーかボクは改造済みを買いました。(爆) ので改造後の動作について紹介します。
この機種のリージョンコードは本来「1」ですが、ファームウェアの書き換えにより現在は「手動/自動切替式」になっています。自動切替式とは
ディスクのリージョンを読み取って適当なリージョンに切り替えて再生する方式のことです。ただ、自動切替式では再生できないソフトがあるそうです。その場合手動でリージョンを設定することにより再生できる可能性が高くなります。 (←携帯で撮影) |
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1.ディスクは入っていない状態で電源を入れる。 ファームウェア書き換え式ではこの起動画面を好きな画像(jpg/png)に置き換えることが出来る機種があるそうです。 |
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2.メニューボタンを押してセットアップメニューを表示させ、[1.INITIAL]を選択する。 ちなみに米国向けの機種のためメニュー言語に日本語はありません。 |
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3.左図のような画面になったらリモコンの[DISPLAY]ボタンを押す。 | |
4.すると図のように現在のリージョンコードやファームウェアのバージョンが表示される。 | |
5.リモコンの[CONDITION]ボタンを押して、設定したいリージョンコードの番号を数字キーで入力する。すると、画面の[REGION]部分が切り替わる。 | |
好きなリージョンを設定することが可能。 一応 デメリットをあげてみますと ・画像が乱れるなど動作が不安定な場合がある。 ・ CGMS−Aは残ったまま。 ・クローズド・キャプション(CC)が正しく出力されない っていったところでしょうか。 |
この記事はPioneer DV-414について書いています。日本向けのPioneer DV-525あたりも同様な改造ができるようです。
有名な話ですが、マラン○やサ○スンのある機種ではコマンド操作やAIWAのリモコンを使う方法でリージョンフリーにすることができます。無改造なのでメーカー保証もそのまま受けられるみたいです。また基盤の抵抗値を変化させることによりリージョンを切り替えることが出来る機種やジャンパー線のみでリージョンフリーになる機種など実に様々です。どうやって調べるんでしょうね?
これからプレーヤを買って改造するという人は
・改造できる機種かどうか(自分で改造する場合)
・ファームウェアのバージョンはいくつか(シリアル番号などから確認できるようです)
・リージョンフリーの方式(手動なのか自動なのか両対応なのか)
・マクロビジョン、
CGMS−Aが無効になっているかどうか
について注意して買うといいかと思います。
とまぁ長々と書きましたが、実はボクはリージョンコード2以外のディスクを持っていません。要は、結果ではなくプロセスを楽しむのが好きなんです。
ボクがこの改造プレーヤの恩恵を受けるときはVHSにダビングする時くらいです。DVやD-VHSなどデジタル機器にはCGMS−Aが無効になっていないので録画できません。(残念)
ただ、最近はリッピングソフトが充実してきたのでマクロビジョンフリーの恩恵も薄くなってきています・・・。
DVDプレーヤに改造を加えるとメーカー保証が無効になりますので注意して下さい。